全件表示TopRSSAdmin
information
    散文、なにやら詩的な物が置いてあります。
    時々日記が出てきます。
    ―――――――――――――――――――――――――――――― ――――― ――――― ―――――
    リンク


スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
(スポンサー広告)| -- : -- : -- | | page top↑
マトリョーシカ
2009 / 08 / 02 ( Sun )
ああ、それは、恥ずかしいな。日記帳だよ、ずいぶん昔の。
あっ 勝手に読まないでよ。
嫌だな、文字も言葉も下手だろう?
恥ずかしいよ。拙いくせに、詩人ぶってポエムなんて。
ええ? これを、読めって言うの? 酷いな、恥ずかしくて死にそうだよ。
確かに、大切な思い出の 一部ではあるけど…
し様がないな… 笑わないでね、お願いだよ?



何も無いと思った、 何か有ると知った。
何か有ると思った、 何も無いと知った。

何もないと思っていた僕に、与えられたもの
大切に大切にしていた。
転がして眺めては 呼んで触れて
噛み付いて宥めては 呼んで触れて
叩けば音がする。跳ね返る声に喜び。

君は大切な、僕の友人

耳元で囁くと、微かな声が返る
聞き取れない言葉で、恥らう君が好きだ。
いつも微笑んでいる

何もないと驕っていた僕は、与えられていた
失った孤独は、いつか忘れた。
転がして見つめられ 恥じて照れて
髪梳いて宥めては 笑んで触れて
いつしか気がついた切れ目 割って開いた。

知らない事。知るべきではなく、与えられたのは後悔
カラカラマトリョーシカ 中身が無い
薄い肌の下、空洞が ただ、 僕の独り言を聞いていたんだ。
君の中で跳ね返った僕の声、唇の間から、
零れて出来上がる、君の鳴き声

与えられていたと思った、思ったまま居たかった
切り開けば空っぽの君のなか、無機質でほこりだらけ

君は大切な、僕の幻想
空っぽのマトリョーシカ

可笑しいだろう?ぼくの初恋は人形なんだ。それも不良品のさ。空っぽなんだ。
想像できるかい?無邪気な空想の恋人が、木彫りの空洞だったんだ。
もし彼女の中から、彼女によく似た小さな人形が現れていたなら、あるいは
僕はその子を、僕と彼女の娘として、愛したかもしれないね。
でもそれは叶わなかった。 わかるかい? その時の絶望と言ったら
  いや、やめよう。あれを表しきる程の言葉を、僕は知らない。それ程なんだ。
恋を恐れる人は数多く居るけど、僕ほど怖がりな男は居ないだろうね。情けないけれど、今もさ、
怖くてたまらないんだ。君が、空っぽだったらどうしようって


ああ、取り乱しちゃって、ごめんね。ありがとう。もう、怖くないよ。
でも。

だけど、おかしいな。彼女は元に戻ったのに。
こうしてつなぎ目を合わせたら、ほら。
君は、   ねぇ、どうして?
スポンサーサイト
(それもまた日常の一こま)| 07 : 16 : 32 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<366日前の日記 | ホーム | No Tittle>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://negpog.blog79.fc2.com/tb.php/331-0256c97f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。